今年のニューヨークは一味違う!〜2019年3月のお気に入り〜

2019年3月に見たり聞いたりしたものから、特に面白くてお気に入りだったものを紹介します。

芸人

ニューヨーク

2019年のニューヨークは、今までと少し違うなと感じています。

私がニューヨークを好きになったのはニューヨークがまだ芸歴4~5年目の頃で、知ったときは「若手でこんなに面白い人たちいるんだ!絶対売れるやん!」と思ったのを覚えています。

しかし、そんなニューヨークも気づけば芸歴10年めになり、若手と呼ぶべきか?という年代になってきました。

とはいえ、その間全然ダメだったかというとそんなことはなく、むしろ着実に地位を築いてきたと思っています。お笑い好きな人ならニューヨークのことは当たり前に知っていますし。

ただ、お笑い好きな人以外にはまだまだ知られていないし、いわゆる”売れた”とは言えない。だけど今ニューヨークを1番応援するかというと、もっと若手の人たちがいるんじゃないか・・・。なんとなく若手の頃に比べると応援しがいがないというか何というか、、、と思っていました。

そんな頃、ゴッドタンの腐り芸人セラピーにて、平成ノブシコブシ徳井さんがニューヨークに対してこんなことを言ったんです。

アイドルでも芸人でも足掻いた時にこそパワーが出る。ニューヨークはある程度仕事があってバイトもしてなくて安定しているのがお客さんもわかっているから、その足掻きがお客さんに見えていない。安定が見えちゃったらつまんない。3000人キャパのライブをやるとかライブ代1万円にするとか、失敗しても良いからやっていくべき。

この発言を聞いた時に、確かにニューヨークにはそういう”渇き”をあんまり感じないなと。なんやかんやでもう5年近くファンで応援しているのですが、時折もうそんなに必死に応援しなくても良いかなと思ってしまう原因はそれかと。

そんな発言から約半年が経った今、2019年のニューヨークには”渇き”が見えます!!

YouTubeチャンネルの開設は今や珍しいことではないですが、毎日投稿するとは思っていなかったです。

勝手な推測にはなりますが、今までも地道なことをいっぱいやっていたんだと思うんですが、本人たちがそういうところをあまり見せないタイプだったなと思います。(そういうところも好きだけど!)

単独ライブ前ということもあって、最近はインタビュー記事がいくつか出ているのですが、本人たちも何か変わらなきゃという思いが強いようです。

どうした、ニューヨーク!? “ネクストブレーク”枠から抜け出すために「なんでもやってみる」|日刊サイゾー

「去年が一番イヤだった」お笑いコンビ「ニューヨーク」がぶちまけた本音(中西正男) – 個人 – Yahoo!ニュース

初舞台で「ちょろ!」と思った「ニューヨーク」今はチョロチョロ | Smart FLASH[光文社週刊誌]スマフラ/スマートフラッシュ

ニューヨークは、ネタは確かに性格悪いですが笑、彼ら自身はお笑い界ではむしろ優等生だと思っています。ニューヨークならまず間違いはないという安心感は絶対に今までに築いてきてるから。

そんなニューヨークが、見ている側にもわかるほど変わろうとしている何か起こそうとしているというのが伝わってきて、2019年のニューヨークはかなり楽しみです。

まずは、4月の単独ライブがすごく楽しみです!

魔人武骨

2018年のM-1予選から徐々にハマっていた魔人武骨にがっつりはまった3月でした。(ちなみに、2019/5/1からは「令和ロマン」に改名するそうです。)

ワイルドカードとは言え1年目でM-1準決勝ですし、先日行われたよしもとの若手10年目までのTOPを決めるというバトルライブで、圧倒的後輩にも関わらず最終3組まで残っていました。

そして、魔人無骨の主催ライブに初めて行ったのですが、そこで見た新ネタ3本が全部面白くて感動しました。1年目とは思えない掛け合いのすごさでした。

最近はツッコミが目立つコンビが多いですが、魔人無骨を見る度に、シンプルにボケでこんなに面白いワードまだあったのか、と毎回思います。あと、2人とも20代前半だからかボケが若いところも新鮮で好きです。「Twitterの人?」とか笑

 この4月からやっと2年めになった超若手なので今後もっと期待しています!

EXIT

お気に入りにちょくちょく入れているEXITですが、今年はさらに絶好調になっていて、見ている側からしても、とてもわくわくするコンビです。

下記のインタビュー記事を読んで、2人の真面目さポジティブさが感じられてさらにファンになりました。

natalie.mu

特に印象に残ったのが下記の発言。実は真面目でちゃんとしてるって言われるのやっぱり計算じゃん!って。EXITからさらに目が離せないなと思いました。

──ネタの中ではベタなことをチャラ男流にアレンジしていて、王道の笑いとキャラとのギャップが面白いです。

兼近 それはもうりんたろー。さんの作戦です(笑)。あえてバレやすい伏線回収とかやってます。

(引用元:ネオ渋谷系漫才師”EXIT、偶然と強運に導かれ爆速で突き進む!インタビューで紐解く2人の軌跡 – お笑いナタリー 特集・インタビュー)

あと、このインタビューにて、兼近さんは「ルミネ即完でもまだまだ」「今で売れたと言われても自分的には少しも変わってない」とか嫌味のない自信とポジティブさが感じられました。それに対するりんたろー。さんの受け答えも優しくて良いです。

──満席のルミネtheよしもとに立ったご感想は?

兼近 んー、これくらいは普通かなっていう。

りんたろー。 あ、そう!?

兼近 特別思い入れがある場所でもないんで。お客さんに対して「集まってくれてありがとう」って気持ちはありますけど、そのくらいですね。

──りんたろー。さんは?

りんたろー。 「ルミネ即完」って芸人からしたらすごく誇らしいことですし、絶対にこのコンビじゃなきゃ無理だったと思うので、やっぱり感動はありました。

兼近 でもまだまだっすね。ルミネ単独をやるのは決まってたようなもんなんで。

りんたろー。 すごいね(笑)。

(引用元:ネオ渋谷系漫才師”EXIT、偶然と強運に導かれ爆速で突き進む!インタビューで紐解く2人の軌跡 – お笑いナタリー 特集・インタビュー)

──5月からは初の全国ツアーも控えていますし、今までできなかったことをEXITでたくさん実現させてきましたね。

りんたろー。 マジで辞めなくてよかったってめっちゃ思いますね。

兼近 俺はまだ景色一緒だなって感じです。周りの人には「売れたな」って言われるんですけど、自分的に少しも変わってねえっていう。これで売れたと思ってたら君たちどうすんの?って思っちゃいます。

──兼近さんの中ではEXITはどこまで行けると思いますか?

兼近 まだまだです。海外にはやっぱ行きたい。日本じゃ狭いっすね。

りんたろー。 あはははは!(笑) じゃあ俺、海外でウケるネタ書かなきゃいけないの? 無声映画みたいな?

兼近 いいっすね。チャップリン的な。

(引用元:ネオ渋谷系漫才師”EXIT、偶然と強運に導かれ爆速で突き進む!インタビューで紐解く2人の軌跡 – お笑いナタリー 特集・インタビュー)

2人の良いところは、チャラいけど真面目なとこもあって面白いしというのはもちろんですが、何より2人が楽しんでいる感が伝わってくるところです。本当に応援したくなります。

YouTube

岩井社長ののしり

ウエストランドのぶちラジ!の特別版です。

マネーの虎に出演されていた岩井社長による「ののしり先生」でした。

岩井社長はさすが言うことに説得力があって、いつもの「ののしり先生」とは違ったすごさがありました。

ネタ

一見、悪徳に見えて、ただアルバイトを勧めているだけの男

タイトルの「一見、悪徳に見えて、ただアルバイトを勧めているだけの男」で設定は全てバラされているのですが、それでも実際に見たら想像の何倍も面白いです。じろうさんの演技も上手いですし。

そして、2分30秒弱しかない短い尺の動画でこんなに面白いのすごい。

マイナビ・ラフターナイト 3/15 徳原旅行のネタ

ラジオなので音だけで聞いたネタなのですが、めちゃくちゃ面白いです。何回も聞いてしまいました。

むしろ、ネタの設定をバラされた後の方がどんどん面白くなってくるので、聞いた後にもう1回聞きたくなると思います。

パンのむらた

さらば青春の光単独公演「大三元」のネタの1つです。

東ブクロさんの変人っぷりが出ていて最高でした。

言ってしまえば下ネタのわりと”さいてー”なネタなのですが笑、単独公演ということもあり、ネタのはじまりと終わった後をこのライブ1番くらいのおしゃれな演出で挟まれていたところがさらに良かったです。

ライブでしかみ見られなそうなネタでした。笑

R-1ぐらんぷり2019の霜降り明星 粗品のネタ

ブロックの戦いのネタもファイナルステージのネタも本当に面白かったです。ちん○からのバンクシーが最高でした。笑

フリップだけでこんなに色んな楽しませ方できるのすごいし、3分の密度濃いな〜〜と。ちょいちょいモノマネとか入れてスピード感変えてくるのが達者すぎました。

R-1ぐらんぷり2019の詳細はこちら↓

ライブ

愛羅武勇

2018年のM-1予選から気になっていた侍スライスの単独ライブを見てきました。

侍スライスのネタは、”2人とも中卒”というのがフリになっているものが主で、それは個性であり縛りにもなるなとか勝手に心配していたのですが(本当に余計なお世話 笑)、今回のライブを見て、今年は昨年のM-1の頃よりもっともっと面白いネタが見られるだろうなと確信しました。

ワード部門

「1日24時間もいりません」

2019/03/15のラジオ「空気階段の踊り場」にゲスト出演した岡野陽一さんの発言より。

「今日のゲストはこの方です」のフリをうけての自己紹介が「1日24時間もいりません。岡野陽一です」でした。笑

24時間もあっても、持て余して意味のない時間を過ごしてしまうそうです。笑 

言い方が明るくてそのクズっぷりにむしろすがすがしさを感じました。笑

「4時すぎる」

2019/03/30のお笑いライブ「滑狼〜ヤングゲート〜」でのやさしいズ タイさんの発言より。

深夜0時~5時のオールナイトライブで、大喜利+人狼という頭を使うゲームをしている芸人たちの様子が夜が更けるにつれてどんどんおかしくなってきたのを見ての発言です。「4時すぎる」って、何てぴったりな表現!

土曜ということもあり、朝から働いてる芸人さんも多かったようで、そりゃ4時頃はもう限界でしょう。。

よしもと若手のみなさんは朝から晩までみたいなスケジュールが多いみたいなので、ご無理なさらず。。。と思った発言でもありました。

トーク部門

2019/1/20 トータルテンボスの「大貧民」でのすゑひろがりず三島さんのトーク

(ライブは1月ですが私が配信で見たのが3月なので、3月のお気に入りです。)

最近聞いたトークの中で1番笑いました。

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